首都圏居住用賃貸の成約件数が3ヵ月連続減

不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2019年2月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は2万4,682件(前年同月比4.6%減)と、3ヵ月連続の減少となった。地域別にみると、東京23区が1万599件(同6.7%減)、東京都下2,404件(同4.1%減)、神奈川県6,814件(同2.0%減)、埼玉県2,476件(同8.4%増)、千葉県2,389件(同13.8%減)。埼玉県ではマンション・アパートともに増加したが、他の地域ではともに減少した。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万3,600円(同1.1%下落)で2ヵ月連続のマイナス、アパートは6万700円(同3.3%下落)と反転下落となった。賃料指数はマンションが87.0(前月比3.6ポイント低下)、アパートが95.3(同5.0ポイント低下)。マンションは2ヵ月連続、アパートは4ヵ月ぶりのマイナスだった。

 1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,669円(前年同月比0.5%上昇)と2ヵ月連続の上昇、アパートも2,427円(同2.5%上昇)とプラスに転じた。賃料指数はマンションが93.4(前月比0.7ポイント低下)、アパートは98.8(同2.2ポイント上昇)となった。

広告

レインズ成約件数、5ヵ月連続でプラス

(公財)不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構の活用状況(2019年2月分)を公表した。

 同月の新規登録件数は49万1,559件(前年同月比6.8%増)と20ヵ月連続でプラスとなり、前月比では再びマイナスに転じた。成約報告件数は6万1,118件(同2.1%増)と5ヵ月連続で増加し、前月比でも2ヵ月連続のプラスに。総登録件数は81万1,930件(同3.9%減)と35ヵ月連続のマイナスとなり、前月比でも3ヵ月連続のマイナスとなった。

 物件別では、売り物件の新規登録件数は17万1,487件(同28.2%増)と15ヵ月連続で増加した一方、前月比では再びマイナスに転じた。成約報告件数は1万6,182件(同5.3%増)と9ヵ月連続のプラス、前月比では3ヵ月ぶりにプラスに転じた。総登録件数は35万9,988件(同8.8%増)と22ヵ月連続で増加、前月比でも2ヵ月連続のプラスとなった。

 賃貸物件では、新規登録件数は32万72件(同2.0%減)と6ヵ月連続のマイナス。前月比では再びマイナスに転じた。成約報告件数は4万4,936件(同0.9%増)と5ヵ月連続で増加し、前月比でも2ヵ月連続のプラスに。総登録件数は45万1,942件(同12.0%減)と46ヵ月連続でマイナスとなり、前月比でも4ヵ月連続のマイナスとなった。

 売り物件の取引態様別物件数は、新規登録物件では媒介契約が12万7,713件(同32.1%増)。そのうち、専属専任が2万652件(同11.6%増)、専任媒介が5万6,135件(同35.3%増)、一般媒介が5万926件(同38.8%増)だった。

 成約報告件数のうち、媒介契約は1万3,344件(同4.1%増)。内訳は専属専任が4,022件(同4.3%減)、専任媒介が7,383件(同10.5%増)、一般媒介が1,939件(同0.1%減)だった。

住宅ローン、新築・既存向けが増加

国土交通省は20日、「平成30年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を公表した。2018年10~12月に、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に18年度の貸出状況等を調査。1,303機関の回答を得た。

 18年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額(各年集計)は19兆2,875億円(前年度比2.0%増)。同年度末の貸出残高は154兆342億円(同3.9%減)となった。 新築住宅の建設・購入等における新規貸出額は7兆7,247億円(同7.9%減)、既存(中古)住宅の購入等における新規貸出額1兆9,049億円(同14.3%減)。ほかの住宅ローンからの借換実績では、新規貸出額が1兆7,179億円(同59.1%減)だった。

 この結果、新規貸出額の使途別シェアは新築住宅69.0%(同11.0ポイント増)、既存住宅18.4%(同1.7ポイント増)、借換12.6%(同12.7ポイント減)と新築住宅・既存住宅向けが増加し、借り換えの割合は減少した。

 新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動金利型が50.7%(同0.5ポイント増)と最も高い割合を占めた。次いで固定金利期間選択型が31.2%(同5.5ポイント増)、「証券化ローン」11.9%(同5.1ポイント減)となった。

 また、賃貸住宅の建設・購入に係る融資(アパートローン)の新規貸出額は3兆8,282億円(同3.9%増)。貸出残高は31兆1,492億円(同13.2%増)だった。